車を売るときって大変ですよね。
車の買い替えで手放すことになった時は、購入ショップで下取りをしてもらう事が多いと思いますが、想像してたよりも安い金額が掲示されることが多いと思います。
新しい車の予算に出来るだけ多く足したい。そんなときに役に立つのが複数のショップが見積もりを出してくれる一括査定のサービスですが、それでも値段を決めるのはお店側なんですよね。
この値段でしか絶対に売りたくない!という強い希望があるのなら、実際に自分で買ってくれる人を探してみるのが一番早いです。
周りに買ってくれそうな人がいなければ、オークションサイトで愛車を売るのも一つの手段。上手くいけば下取りや一括査定よりも高く売れる事だってありますよ。
ヤフオクで車を出品しよう!
自分が決めた値段より高く売れる可能性があるのがオークションサイトの強みです。そこで今回は、僕が実際に愛車をヤフオクを使って売却した流れについて書いていこうと思います。
出品時のシステム手数料
一般の商品と違い、車両の出品では出品時と落札された場合に3,024円のシステム手数料が発生します。
出品して売れなかった場合、再出品をするとまたシステム手数料が掛かって売り上げに大きく影響するので気を付けましょう。
なので安易に出品してしまうと手数料ばかりを搾取されて普通に査定で売った方が良かった…なんてことにもなりかねません。
ただしヤフオクの機能、自動再出品では手数料は発生しないので忘れずに自動再出品を設定しておきましょう。
出来れば一発で落札されるように相場などの状況を把握しておきましょう。
落札がキャンセルされた場合には『落札者都合によるキャンセル』を忘れずに
車両が落札された時点で3024円かかります。そのまま順調に売却まで進めばよいのですが、イタズラ入札だったり理由をつけられてキャンセルされるパターンも少なくありません。僕も何度も経験してます。
そのように落札後キャンセルなどあった場合は落札者都合によるキャンセルを行うと返金されます。しかし、その後再出品を行った場合の手数料がまたかかってしまう為、相手に購入意思があるかどうか、質問欄をうまく利用してトラブル回避しましょう。
出品の手順

カテゴリを選びます。
自動車・オートバイ → 中古車・新車
メーカー → 車種
商品情報
商品のタイトルや説明文を記載します。
- 車種の名前
- グレード
- 初年度登録の年式
- 走行距離
- 車検の有無
- ドア数
- 型式
- ミッションタイプ
等々、ほとんどの項目は車検証に書いてあるので確認しながら入力していきます。
リサイクル委託金についてはリサイクル券を見て入力しましょう。
説明文は何を書けばいい?僕が出品に使った下書きを公開します。
説明文では後々のトラブルを避けるためにも不具合がある箇所はごまかさず正直に記載しましょう。カスタムをされてある車両ならカスタム項目についても書いておくと好きな人がみてくれるかもしれませんね。
テンプレートとまではいきませんが、以前僕が車両を出品したときの下書きが残っていたので掲載しておきます。
H28 7月 車検付き
3ドア AE86 レビン数ある出品車両の中より当車両をご覧頂きありがとうございます。昨年、初夏に知人から購入しました。
現在も普段乗りとして使用している為、記載している数値より少々距離が伸びます。
燃費は10Km/L程度でしょうか。
きちんと整備したらさらに伸びると思います。春になったら塗装などして綺麗にしていく予定でしたが所有車が増えた為、駐車スペース確保の為手放すことになりました。
まだ、購入してほとんど手を付けず乗っていた状態ですので街乗り仕様、サーキットベースに作る楽しさがあります。
カスタム/整備について
・運転席レカロシート SR-3
・フロント車高調
・パワーウィンドウ付き
・クラッチマスターシリンダー交換
・ブレーキライトスイッチ交換
・内装パネルはそろっています。
・現在ワタナベのマグを4本履かせています。これだけでも価値があるかと思います。
・タイヤ交換したばかりです。・実走行とは伺っていますが、この手の車種はどうとでもなるため不明とさせて頂きます。
30年近く前の車になるので色褪せ、錆、腐食あります。
不調箇所もありますが、他の同条件車両よりか少ないと思います。ミッション乗せ換え
デフ O/H
スロットル調整
FRPハッチバック換装
パテ埋め全塗装当方がしようと思っていた事です。
(ミッションは予備があるため必要であれば別途相談。)お支払金額/配送方法について
お支払頂く金額は落札金額+リサイクル料金
陸送は落札者様にてお手配お支払お願い致します。名義変更は車両到着より1週間以内にお願い致します。
名義変更完了まで3万円お預かり、完了確認後、返金します。注意事項
現車確認歓迎します。質問欄にてご相談下さい。
旧車という商品の性質上、現車の確認の有無に関わらずキャンセル、クレームには応じません。
明確な理由があり、やむを得ずキャンセルされる際キャンセル料金3万円を頂きます。当方、素人につき至らぬ点多数あるかと思いますが精一杯対応させていただきます。
僕が説明文に書いたのは
- 手放す理由
- 車両の現状
- 車両の使用目的(普段乗りか、遊び車か)
- カスタム内容
- 現車確認可能か不可か
- 陸送手配はどうするのか
- 名義変更までの預り金
- お約束のNC.NR
以上の内容です。名義変更までの預り金というのは保険のようなものです。もし名義変更をせずにそのままの状態が続くと、翌年の税金が自分の元へ来たり、オービスなどで違反されたら自分が呼び出されたりと散々な目にあいます。
きっちり名義変更の期日を決め、名義変更が行われたことを報告してもらいましょう。
もし期日を超えても名義変更が行われず連絡も付かない場合は、大事になる前に陸運局や警察に相談に行きましょう。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1402541.html
陸送の手配ですが、業者とお知り合いの方は安くできるならそれでいいと思います。業者のあてがない方は、落札者に手配してもらうか、陸送会社のZEROを利用しましょう。
http://www.zero-group.co.jp/
画像について
画像については、綺麗にとれた写真よりも、車両の様子がはっきりと分かりやすいように撮られた画像を掲載しましょう。
フロント、サイド、リア、室内全体、傷がある箇所。全体のイメージがつかみやすいよう載せてあげると安心して入札しやすくなります。
室内を撮影するときには、ハッチバック車の場合、座席を後ろに倒した状態でトランクルーム側から撮影すると全体が綺麗に撮れますよ。
落札後の対応は?
まず、お金の支払いを先に済ませましょう。名義変更までの預り金も忘れないようにしてくださいね。
用意する書類
普通車の場合は下記の書類が必要になります。
- 車検証(自動車検査証)
- 自動車損害賠償保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 自動車リサイクル券
新たに用意する書類
- 印鑑登録証明書
- 譲渡証明書(※要押印)
- 委任状(※要押印)
(軽自動車の場合は譲渡証明書、委任状ではなく申請依頼書になります。)
車検証など、既に持っているはずの書類を紛失した場合は陸運局に再発行をしに行きましょう。
印鑑証明書は最寄りの役場に、譲渡証明書と委任状は陸運局でも貰えますが、こちらのサイトからもダウンロードできます。
http://annai-center.com/documents/ininjo.php
http://annai-center.com/documents/jotosyomei.php
売却に不安がある方は車両引渡し証明書を作成しましょう。先方に車を引き渡した事を証明するための書類になります。
万一、相手が名義変更前に事故を起こしたり違反をした場合は罰金の請求などがこちらに来てしまいます。その場合に警察に提示する際に必要になります。
こちらには先方に署名と捺印をして頂き、きっちり返送してもらいましょう。
お金が振り込まれたのを確認したら以上の書類を車両のグローブボックスに入れ、車両ごと輸送するか、簡易書類として発送します。グローブボックスに入れた場合は必ず先方に伝えておきましょう。
名義変更が終わったかを確認
車両の輸送が終わり、名義変更が完了したら相手に何らかの形で知らせてもらいましょう。
新しい車検証をFAXして頂いても良いと思います。
名義変更が終わっていることを確認できたら、一時的に預かっていたお金を返金して、取引終了です。
コメントを残す