楽天モバイルに乗り換えを検討してる人に読んでほしい。通話SIMを2年使った感想と愚痴。

・2018年9月、料金プラン等の情報を更新しました。

「少しでも固定費を減らしたい」そう思った2016年の冬の日、これまで10年以上お世話になったドコモから、楽天グループが運営する格安SIM『楽天モバイル』へMNP(番号そのままで乗り換え)をしました。

最初は楽天モバイルの通話SIMカードをドコモのiPhone5sで使いはじめ、そして現在はHUAWEI P10 liteというアンドロイド端末にこれまで使っていたSIMカードを挿して使用しています。

関連記事格安スマホのHUAWEI P10 liteを買いました!レビュー通りサクサク動いて良い感じ!

 

mofman
楽天モバイルめっちゃ遅いやんけ!!ドコモやっぱり最高やな!

契約した当初はテキストサイトですら何十秒たっても読みこまないほどネット通信が遅く、こう思うことも多々ありました。

 

それから2年以上たった今では

mofman
そういえば普通に安定して使えてるなー。やっぱ楽天さま最高っすわー

と、読み込みが遅すぎてイラつくこともほとんど無くなりましたね。まじ楽天さま最高っすわー

 

近頃は、僕と付き合いのある人たちから「楽天モバイルに乗り換えたいけど、どう?」と聞かれることが多くなってきました。

身の回りで悩んでいる人がいるということは、きっとネット上にもたくさん乗り換えで悩んでいる人、楽天モバイルがちょっと気になる人がいるはず!

ということで、楽天モバイルを2年間つかってみて、良かったことや悪かったことなどの感想、どんな料金プランがあるのかなど気が付いたことをお伝えしますね。

通話をよく使った月でも3000円を超えない月額料金

これは僕が使用した2018年5月から7月まで、過去3ヶ月の料金。

月3GBの高速通信ができる1600円のプランで契約しているので、それに消費税と通話料金を足した金額になります。

乗り換えた上で一番良かったことは、もちろん月々の料金がドコモ時代よりも安くなったことですね。

 

格安simとうたう以上、そうでなくては困るのですが、2年以上使ってみて一番支払いが高い月でも、電話代もふくめて月3000円くらいにおさまっています。

ドコモで契約していた頃に比べると5000円以上も安くなったので、乗り換えたのは正解でした。

楽天モバイルの料金プランは大きく分けて2種類の

  • 料金重視の『組み合わせプラン』
  • 10分間の電話がかけ放題+通信制限にかかっても一定の通信速度が保証される『スーパーホーダイプラン』

が用意されています。

 

その2つのプランの特徴について下にまとめたのでご覧ください!

 

 

僕が使っているのは定額料金が安い『組み合わせプラン』

 

 料金ページ

組み合わせプランは最低1250円から電話とネットを使用することが出来ます

 

料金プランの名前にある3.1GB…などの数字がついたプランは、高速通信に対応しているプランです。ベーシックプランは一番安い1250円から契約ができますが、高速通信はできません。

ネットはほとんど使わないけど電話はできないと困るというや、とにかく安い料金で使いたいという人はこのベーシックプランが一番お得です。

 

僕の場合、3.1GBプラン(1600円)を契約した当初から2年後の現在まで使い続けています。

3.1GBと聞くと少ないようにも思えますが、僕の使用環境はツイッターやWEBページを見るくらい。

 

動画などの通信量がたくさん必要なコンテンツはWi-Fi環境で見たりするので、充分ことたりています。

こんな人には組み合わせプランがおすすめ

  • スマホ自体、そんなに扱わない
  • 動画を見たり、アプリのダウンロードなどはあまりしない
  • 家や職場ではWi-Fiを使っている
  • とにかく安い料金で使いたい
  • スマホをあまり使わない親や子供に持たせたい
  • 自分が月々にどれくらい通信量をつかってるか分からない
  • 2台目のスマホに使いたい

料金も安いプランなので、僕と似たような環境の方や、上記にあてはまる方にはこのプランをおすすめします。

 

また、ネット回線のみ使える『データSIM』だと525円から使う事が出来て、何年縛りとかもないので気に入らなかったりいらなくなったりしたらすぐに違約金無しで解約することが出来ます。

タブレットにつかったり、パソコンとテザリングして使う人はデータSIMで十分ですね。

 

データを使いすぎてしまったら・・・?

それでもうっかり通信量を多く使ってしまい、通信制限がかかりそうになることってありますよね。

組み合わせプランは、月に1回までは手数料もかからずプラン変更ができる『通信量のちょい足し』もサイトから申し込めます。

自分が月々どれくらいの通信量を使っているのかわからない方にもオススメですよ。

 

契約プランの高速通信容量がオーバーすると、128Kbpsの低速通信制限がかかってしまいます。

動画をたくさん見るひとやテザリングでパソコンの通信に使いたい方は容量の多い20GBプラン(4750円)を契約してもいいと思いますし、これから紹介する『スーパーホーダイプラン』もオススメです。

 

長く使いたい方や動画を見たい方はお得感抜群のスーパーホーダイプラン

2017年に新しく登場したプラン『スーパーホーダイ』は、ドコモなどの3大キャリアの料金プランに似たような印象をうけますが、料金は断然こちらのほうが安くなっています。

 料金ページ

楽天会員になっていて、3年間の長期契約を考えている方なら誰でも2年間は通常より1500円引きの割引特典が受けれるスーパーホーダイプラン。

さらに楽天のダイアモンド会員に限り、さらに1年目は割引特典がつきます。

 

 

長期契約・・・というのが僕は嫌だったので『組み合わせプラン』を選びましたが、一回契約したら他の会社に乗り換えるのがめんどくさい!という方にはおすすめ。

なぜならこのプランにはスマホユーザーを虜にしてしまう2つの特典があるんです!

 

まず1つ目は、なんと通信制限にかかっても最大1Mbpsの通信速度で使用できること。

快適に使える…とまではいかないけど、サイトの閲覧はもちろん、YOUTUBEや音楽再生もできる範囲の速度です。

画質はそんなに気にしないから動画が見れればいい、音楽やラジオの再生ができれば良い。という人には使いやすいですね。

 

つづいて2つ目の良いところは、楽天でんわアプリを使うと国内通話が10分間なら何度かけても無料なので頻繁に電話をする人なら間違いなくこのプランがいいでしょう。

 

通信制限の1Mbpsはどれくらいの速度がでるのか

それにしても1Mbpsの通信速度って言われてもどのくらいの速さなのかわかりませんよね。

上の表は楽天モバイルのページをスクショさせてもらったものですが、アプリダウンロード以外なら動画やグーグルマップなどの地図アプリも普通に見れるようです。

関連記事楽天モバイルのスーパーホーダイプラン『1Mbps』の使い放題はどんなことができる?動画や漫画サイトを実際にみてみよう!

 

実際に1Mbpsでムービーを見ている公式の動画がYOUTUBEに投稿されていたのでここにも掲載しておきますね。

 

最後にスーパーホーダイのまとめですが、3年の長期契約だと2年までの料金が安くなります。でも2年目から料金が上がることをお忘れなく!

  • 通信量はあまり気にせず使いたい
  • 電話を頻繁にかける
  • 頻繁にキャリアを乗り換えたりしない
  • ダイアモンド会員、3年の長期契約なら安く使える

個人的にはスーパーホーダイで契約するなら6GB使えるプランMが良いなぁと思います。2年目以降に料金が上がったとしても3980円はずいぶん安いですね。

 

余った通信量は翌月に繰り越せる

これまでに紹介した『組み合わせプラン』『スーパーホーダイ』ですが、どちらのプランも先月使いきれずに余った通信量は翌月に繰り越しが可能になります。

僕の場合、2GB程度しか使わない月もあるので、その翌月は繰越の1.1GB+3.1GB=4.2GBの通信量を使う事が出来ます。

 

もし家族で楽天モバイルに加入している場合は、家族内で余った通信料をシェアすることもできるので、うまくやりくりすればかなり安くおさまりますね!

 

楽天ポイントが貯まるし、ポイントは支払いにも使えて便利

いくら楽天モバイルの料金が安いとは言え、他の格安SIM会社でも料金が同じくらい安いとこは何社もあります。

 

それなら料金以外でメリットがある会社と契約するほうがいいですよね。

…そう。僕が、楽天モバイルを2年間使い続けている一番の理由。それは、楽天ポイントが貯まるし、支払いにも使えることなんです!

 

いつでもポイントが最大14倍になる!楽天スーパーポイントアッププログラム

 

上記の条件を満たす項目が多いほど、楽天市場で買い物をするときにデフォルトで最大14倍のポイントが貯まります。

いくらポイントがたまるからといっても、興味がないサービスに登録するのは馬鹿馬鹿しいので、楽天アプリからの買い物・・・など無料で簡単に条件を満たせるものを使っています。

  • 楽天カードの利用
  • 楽天モバイルの利用
  • 楽天市場アプリからの買い物
  • 通常購入分

それでは結果的に、僕は何倍のボーナスを受けているかと言うと、以上の条件を満たして楽天市場を利用しているため、どの商品を買っても通常ポイントの6倍のポイントが貯まっています。

 

楽天市場を利用されている方ならお分かりだと思いますが、このポイントアッププログラム以外にも、ショップ側のイベントでポイント10倍とかあってますよね。

その場合はスーパーポイントアッププログラム+イベントのポイントが貯まるため、楽天モバイルを契約していると買い物に対しても恩恵を受ける事ができます。

 

先日の出来事ですが、ポイントが14倍になるショップイベントがあっていたので、待望のフランク三浦の時計を買ったんです。

関連記事「フランク三浦」一流になりたい貴方へ贈る天才時計師の最高傑作。

そのときは通常の6倍に加えてイベントの14倍が加算されるので、合計20倍のポイントをもらう事ができました。

 

時計がだいたい5000円くらいだったので約1000円分のポイントを貰えたわけですが、こんな感じで楽天市場での買い物で多くのポイントを貰えます。

買い物で貯まったポイントは、楽天モバイルの支払いにも使うことができるので、楽天市場をよく使う人にとっては便利ですね!

 

1年縛りだけど許せる

データ通信SIMには1年縛りはありませんが、通話SIMは12カ月以内に解約すると9800円の違約金が発生します。

ドコモなど大手キャリアのように解約期間が決まっている訳ではないので12カ月さえ過ぎてしまえばいつ解約しても違約金を取られることはありません。

 

ただし、『スーパーホーダイ』の長期優待ボーナスで最低利用期間を2年間、3年間で選んでいる場合には解約手数料が変わってしまうようです。

【2年の方】12カ月目以内:19,800円、13カ月目~24カ月目以内:9,800円

【3年の方】12カ月目以内:29,800円、13カ月目~24カ月目以内:19,800円、25カ月目~36カ月目以内:9,800円。

 

ここがダメだよ!楽天モバイルのデメリット

良い事も多いのですが、ここからは悪かったことや改善してほしいところを挙げてみます!

 

通信速度が不安定(だった)

これは正確に通信速度の数値を測定した訳ではありません。住んでるところがド田舎だからというのが関係しているのかは分かりませんが、たまに遅いときは1ページを開くのに10秒くらいかかります。たったの10秒ならいいじゃん。と思われるかもしれませんが、ネット接続での10秒って体感的にすっごい遅く感じるんですよね。回線が込み合っているのか、時間帯でいえば17時、21頃が遅い気がします。その時間帯を避ければストレスを感じない程度の速度は出ていますね。

…というのが、2016年にこの記事を書いたときの感想でした。

 

 

2017年1月追記:僕の住む福岡の田舎の方ではこの頃に比べてはるかに通信速度も改善されたように感じます。以前はすぐにネットが開ける事が少なかったのですが、今では開けない事の方が少なくなりました。

逆に安すぎて品質やサービスが悪いのでは?と心配になったりしますよね。僕も契約した当初はそれが不安だったのですが、さすがは大手企業といったところでしょうか。

 

2018年の今では契約した2016年の頃に比べれば通信速度はすごく改善されています。回線が混み合う時間であっても、普通にネットサーフィンが楽しめるし、それ以外の時間帯ではスムーズに動画も見れたり画像も読み込んでくれています。

 

 

通話料金は30秒20円かかる

楽天モバイルは通話料金が30秒で20円かかってしまいます。電話をよく使う人に取ってはたいへんな痛手ですね。

なので楽天モバイルを契約している人は絶対に『楽天電話アプリ』を使いましょう。このアプリを通して電話をかけると通話料が半額になるので30秒10円になります。

 

通話料を節約できるアプリですが、この楽天電話のアプリには欠点があって呼び出し中の秒数も金額にカウントされてしまうんですよね。

なので友人間のやり取りであればLINE等の通話アプリをつかい、知人や会社の人などには楽天電話アプリを使う…など、僕は使い分けています。

 

よく電話をする人は、楽天電話アプリを使った電話が、10分間何度でもかけ放題になるスーパーホーダイプランを利用しましょう!

 

ラインの年齢認証ができない

楽天モバイルを含む、多くの格安simでは現在、ラインの年齢認証ができません。

 

年齢認証ができなくて、なにが不便なのかというと、友人を検索するときに使うID検索や電話番号検索が使えないんです。

友人追加の方法は検索以外にも『ふるふる』や『QRコード』などいくつかありますが、実際に友人がそばにいる状態でしか交換できません。

僕自身はそこまで不便に感じたことはありませんが、ラインで頻繁に検索を使う人は事前に知っておいたほうがいいでしょうね。

 

年齢認証ができない。ということは、ネットで知り合った人と気軽にライン交換できなくなるわけですが、そういった点を考えるとお子さんに持たせるのもいいのではないかと思います。

よく検索を使う人は、同じ格安simでも年齢認証が可能なラインモバイルもあります。楽天ポイントなどのサービスは関係ありませんが

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram

の通信料がかからないサービスをされてあるようです。

写真や動画を友達と共有したりする人にはお得感のあるサービスですよね!

 LINEモバイル

 

キャリアメールが使えない

楽天モバイルの回線はドコモを使用していますが、契約は楽天となるためこれまで使用していた@docomoや@i.softbankなどのキャリアメールは使用できなくなります。

僕はGoogleが提供しているGmailを使用していますが、楽天キャリアのメールアドレス(@rakuten.jp)も提供をしているので気に入るものを使用すると良いでしょう。

 

現在持っている端末をそのまま使い続ける場合

僕の場合はドコモでiPhone5sを購入していたのでスムーズにMNPを行う事が出来たのですが、auやソフトバンクの人は少々注意が必要です。

なぜなら楽天モバイルはドコモのLTE回線を利用したMVNOサービスになるのでドコモで買ったiPhoneはそのまま楽天モバイルのSIMに差し替えることが出来ます。

しかし、auやソフトバンクのiPhoneやアンドロイド端末はSIMロックを解除するか、SIMフリーの端末を新たに用意する必要があるんです。

MNPというのは携帯電話番号ポータビリティの略で、現在使っている電話番号を他社に乗り換えてもそのまま使うことができるシステムです。

 

新しくSIMフリーのiPhoneを購入するとしても、長期的に考えたら格安SIMに乗り換えた方が毎月の値段も安くなるので、端末の買い替えを検討しているという方はSIMフリーのiPhoneを購入すればどの格安SIMにも対応できるので検討してみて下さい。

その他、アンドロイドなどのスマホをお使いの方は、楽天モバイルのページに適合表がありますのでそちらを確認することをお勧めします。

 対応端末

 

端末もキャンペーン価格になってる端末セットもオススメです!

今使ってる端末が楽天モバイルに対応していなかったり、そろそろ買い換えようかなと思っている人は端末セットもオススメです。

主にアンドロイド端末の取扱が多いんですけど、スーパーホーダイに加入すると〇〇円引き!いったキャンペーンも頻繁に行われているので、普通に端末だけ買うよりも安く手に入ります。

 

冒頭で触れたように、僕も先日HUAWEIの端末を買ったのですが、楽天モバイルのサイトで販売されているのを知らずに購入したので3万円くらいかかってしまいました。

特にスーパーホーダイのプランに加入を考えている方は、端末は別に欲しくなくても一度目を通して見ることをおすすめします。めっちゃ安い値段のときもありますよ!

 販売端末一覧

なんだかんだ2年間使ってますけど僕はめちゃくちゃ満足してます




個人的な意見をここまで書きましたが、格安SIMが普及した現在「スマホの料金はこれ以上下がらないのでは?」というとこまで安くなりました。

なので料金だけで選ぶのだったら他の有名どころの格安SIMならどこもそんなに大差ありません。

 

そこでどう比べるかといったら、料金以外の面ですよね。

通信速度や、キャンペーンもその中のひとつですが、楽天モバイルだったらやっぱり楽天ポイント。

楽天市場で買い物してもポイントが貯まるし、支払った月額料金でもポイントが貯まっていきます。たまったポイントは次に買い物するときにも月額料金の支払いにも使えるしすごく便利なんですよ。

僕も2年間でマイネオやUQモバイルに乗り換えたいなー、と思ったことは何度かありますが、それでも普段の生活で楽天カードを使用したり楽天のサイトで買い物をすることが多いので僕の生活には楽天モバイルが一番あっていると思い、今でも使い続けています。

 

随分と長くなってしまいましたが、これから契約を考えている方の参考になれれば嬉しいです!

 

2017年1月追記:僕の地域では結構通信速度改善された気がします。

2018年2月加筆修正。

公式HP【楽天モバイル】

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ABOUTこの記事をかいた人

mofman

89年生の福岡県民です。最近はシイタケ栽培にハマってます。